顧客訪問の時にどこを見る、そしてどう生かす
金融機関3年目の若手と外交したとき。
彼はもともと個人営業のみで、今年から法人チームへ変更。
「なにを話したらいいのかわからない」
「どんなビジネスを提案すればいいかわからない」
「最初なにをどこからはなせばいいか・・」
と漏らしていました。
このようにお考えになる人、結構多いんですよね。
さて、アポイントに入る前に、皆さん普段どうしますか?
わたしは必ずやることがあります。
①散策
②妄想
③会話の使用イメージ
すべての目的はお客様との会話、ビジネスチャンスの創出ヒントを得るためです。
①アポイントの前に法人の周辺、一区画くらいをぐるっと回る
なにか気づくことはありませんか?
・倉庫の大きさ
・建物の古さ
・事務所は賃貸っぽいのか、所有か
・周辺の街並み(古い町並みなのか、住宅街なのか、田んぼだらけなのか
・駐車場の大きさ
それぞれあると思います。
②妄想
土地などの不動産に限って考えると、
まず想像することは「土地の名義は誰なのか」「どういう変遷を辿って現在の所有になっているのか」という点です。
名義については、ようは「家柄として土地持ちかどうか」「資産価値があるものなのかどうか」の判断です。
どういう変遷を辿っているかとは、100年くらい続いている企業だとすると想像するとたやすいですが、「相続」していますよね。
いわゆる代々の土地。ということです。
周辺が新興住宅が建っているようなのであれば、30年前は違う町並みだったはずです(田んぼだらけ、とか)
※ここの仮説を持つためにも、HPを見ながらの作業がここで生きてきます。
HPを見ながら「どんな会社なのだろうか」「どんな社長なのだろうか」「どんな土地の歴史があるのだろうか」など。この辺はまた記載します。
③会話のきっかけ
ここが重要です。
お客様との会話にするときに変換作業がいります。
直球を投げて「この土地、誰の名義ですか?」と聞いてもいいです。
ただ、一般的には、警戒されますよね。
そこで「この辺散策しましたら、ちょっと行くとずいぶん新しい住宅街ができているようですね。御社が創業されたころと今とでは、町並みが違うのではないでしょうか。どんな町並みだったんですか。」
ここでお客様に話していただきます。
「昔は田んぼだらけなんだよ」
「今も昔も変わらない」
などなんでもいいです。
この後に、「建物は会社所有なんですか?」などと聞いてみる。
他の入り方としては「代々この場所でお仕事されているんですか?土地はお父様やおじい様から譲り受けたんですか?」
などと聞いてみる。
結局は同じことなんですけれども名義は誰なのか、そのヒントや答えを知るための1つの工夫です。
以上です。
ぜひあなたにスポットライトがあたりますように。